箕面の名物・名産
実は手のこんだお菓子!
もみじの天ぷら
箕面大滝へ向かう道で目にするのは、箕面と言えばで名の挙がる「もみじの天ぷら」。カリッとした食感とほのかな甘みが箕面を象徴する味として知られています。その起源は約1300年前まで遡ります。役行者が箕面山で修行した際に、もみじの美しさを称賛し灯明の油でもみじを揚げて修験道を訪れる旅人たちをもてなしたのが始まりと伝わります。このもみじの天ぷらに使うもみじは、薄く切れ込みの浅い大きな葉が特徴の一行寺楓のみ。この一行寺楓を1年塩漬けにし、その後塩出しを行い20分かけてゆっくりと天ぷらにするのだそう。各店によって味も異なるので、食べ比べをする人も多く、箕面を代表する名物です。
希少な大粒の実生ゆず
箕面は、大阪府内で唯一柚子を出荷生産していて、三大実生ゆずの産地としても知られています。特に箕面・止々呂美地区では、約40件の農家があり柚子を育てています。「箕面のゆず」は、実生ゆず(みしょう)と呼ばれ、接ぎ木ではなく種から育てたもの。それゆえ収穫量も少なく希少な箕面の実生ゆずは、大粒で香り高く、ゆず本来の味が楽しめると人気の名産なんです。箕面市には地元の名産である柚子をお菓子やうどん、スキンケア商品に使用した地産地消商品も多くそろいます。ぜひ箕面のお土産に実生ゆずを手に入れててみてはいかがでしょうか。
香りが良いと評判!
止々呂美の山椒
実生ゆずの産地・箕面の止々呂美地区。この地区は、山椒の里としても知られています。4月中旬から月末までは、春の珍味として知られる花山椒の収穫。5月中旬から月末にかけては実山椒のたる漬けが行われています。このたる漬けは、一つの樽に実山椒と塩を少しずつ入れていき、2~3人で丁寧に足で踏んで漬け込むという昔ながらの方法で行われています。塩漬けにすることで山椒の味や香りを損なうことなく約2年もの間保存することができます。このたる漬けの実山椒は「醤油とお酒で炊くとさっぱりとした味付けのおいしい佃煮になる」ので、ぜひ試してみては。
世界が認めた味! 箕面ビール
クラフトビール好きで知らない人はいないほど、全国はもちろん世界にその名を轟かせている箕面ビール。穏やかながら華やかな香りと、優しいのど越しが特徴の箕面ビールは、特別なビールではなく毎日味わいたいローカルビールを目指して作られています。そのおいしさと革新的な試みで国際的なビールコンテストで次々と受賞。豊かな箕面の自然が育む環境だからこそ作れる、非熱処理で無ろ過の酵母が生きるビール。定番ビールをはじめ、箕面の山椒を使用したビールなど季節限定のシーズナルビールもあるので箕面を訪れたら自分へのご褒美にぜひ。